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まずは『遺伝子検査』で自分を知ろう
ダイエット遺伝子検査

肥満遺伝子検査はどんなもの?ダイエットの効果にも影響がある?

太り過ぎは健康にもよくありませんし、好きな服装も思い切り楽しめません。

しかしダイエットとして運動や食事に気をつけていても、なかなか体重が落ちないこともあります。

もしダイエットが上手く行かないときは、「肥満遺伝子」の検査を受けてみませんか。

簡単な検査で自分の体質や傾向がわかるため、ダイエットの手助けとなってくれます。

そこで今回は、肥満遺伝子の検査でわかるダイエットの効果について紹介します!

肥満遺伝子とは

遺伝子とは、私達の細胞の中にある、親から受け継いだ先祖代々の情報のことです。

両親や兄弟・姉妹、親戚と外見や声が似ているのは、同じ祖先の遺伝子を受け継いでいるからです。

遺伝子には多くの情報が眠るため、現在遺伝子情報の解析が盛んに行われています。

その中で何が原因で太りやすいのかがわかる、いわゆる「肥満遺伝子」の情報が発見されました。

肥満遺伝子は一つの遺伝子ではなく、複数の遺伝子情報から成り立っています。

遺伝子による肥満傾向は、4種類に分類されます。

・遺伝子による要素があまり関係ないタイプ

・糖質の代謝が苦手で太りやすいタイプ

・脂質の代謝が苦手で太りやすいタイプ

・タンパク質を使うのが苦手で太りやすいタイプ

これらのタイプを判断するには、遺伝子検査を行う必要があります。

肥満遺伝子の検査とはどういうもの?

肥満遺伝子のタイプを知るには、遺伝子検査を行うことが必要です。

遺伝子検査では肥満遺伝子だけでなく、かかりやすい病気などを調べることが可能です。

遺伝子検査は病気に関係している場合は、公的医療保険の対象となります。

しかし肥満遺伝子の検査に関しては、ほとんどの場合、全額自己負担となります。

また肥満遺伝子に関係する部分だけ調べるため、病気などの傾向は検査しないことがほとんどです。

肥満遺伝子の検査方法は簡単で、専用の綿棒で口の内側をこすって細胞を採取するだけです。

あとは病院で遺伝子を調べ、結果が伝えられます。

細胞の採取は病院や検査機関で行う以外に、自宅で行うことも可能です。

事前に申し込んでキットを取り寄せ、自分で綿棒を口に入れてこすり、検査機関に送り返せば準備完了です。

病院や検査機関での採取のメリットは、スタッフが採取するため確実に細胞が取れることです。

自分で細胞を取ると失敗しそうな人は、検査機関で採取してもらう方法をおすすめします。

キットを取り寄せる方法のメリットは、外出のリスクを減らせることです。

他人に口の中を触られるのが苦手な方も、キットを使う方法がおすすめです。

肥満遺伝子の傾向を知ることでダイエットの効果も変わる?

自分が持つ肥満遺伝子の傾向がわかることで、どんなダイエットが有効なのかもわかります。

遺伝子による要素があまり関係ないタイプ

「アダム・イブ型」とも呼ばれ、遺伝子による肥満の影響が少ないタイプです。

バランスの良い食生活と適度な運動を行っていれば、太りにくい傾向があります。

もしダイエットが必要な状況なら、毎日の運動を増やし、食生活を見直しましょう。

糖質の代謝が苦手で太りやすいタイプ

基礎代謝が低めで、エネルギーを溜め込みやすい体質です。

ウエストに脂肪が付きやすく、見た目からリンゴ型と呼ばれています。

リンゴ型の人は炭水化物や糖分を少し控え、運動を増やすと効果的です。

太りやすく痩せやすいタイプなので、ダイエットの効果がわかりやすいタイプでもあります。

ただし油断してしまうとリバウンドも出やすいので、長く続けて体型を維持することが重要です。

脂質の代謝が苦手で太りやすいタイプ

下半身に脂肪が付きやすいことから、洋ナシ型と呼ばれています。

寒さ対策で進化したとも考えられていて、特に女性に多いタイプです。

洋ナシ型は脂質をへらすことも大切ですが、より良質な脂質を取ることが重要です。

揚げ物や菓子パンなどのジャンクフードと、体を冷やすアイスは控えることを心がけましょう。

運動は有酸素運動を意識し、体を温めることを意識します。

体が温まれば脂肪も燃焼しやすくなるため、ため込んだ脂質を上手に減らせます。

タンパク質を使うのが苦手で太りやすいタイプ

筋肉がつきにくく、一見ほっそりしているためバナナ型とも呼ばれています。

バナナ型は新陳代謝が活発な若いうちは、ダイエットをしなくてもスリムな傾向があります。

しかし年齢を重ねて代謝が落ちると、脂肪がついて太りやすくなります。

バナナ型の人は筋肉のもととなる、良質なタンパク質を取ることが大切です。

鳥のササミ・大豆・牛乳・チーズなどを、毎日の食事に取り入れましょう。

運動では特に腹筋が弱いため、お腹周りを鍛えることを意識します。

筋肉が少ないと冷え性にもなりやすいため、体を動かして筋肉をつけて体を温めましょう。

まとめ

肥満遺伝子とは、自分が持つ遺伝子の中で太りやすくなる素質があるものを指します。

タイプによってダイエット方法も変わるため、知らずにいると無駄なダイエットをしてしまうことがあります。

遺伝子検査と言うとなんだか怖そうですが、口の中を綿棒でなでるだけと手順は簡単です。

検査機関や病院によってはダイエット指導もしてくれるので、上手に活かしたいですね。

ただし肥満遺伝子だけが太る原因ではなく、生活環境を見直すこともダイエットでは大切です。

生活環境を見直しても痩せにくいと感じたら、肥満遺伝子の検査で自分のタイプを見極めませんか?